秋らしい季節になってきましたね。
今年の夏は梅雨が終わってからも雨続きで中々バイクを快適に走る“バイク日和”が少なかった印象があります。
雨も姿を消し、木々が色づく秋の季節がやってまいりました。
私、個人としても秋は1年間の中では一番好きな季節。春と違って虫爆弾(走っていると爆弾の様にヘルメットや車体に当たる勝手な造語)も少ないですし、空気が澄んでいて紅葉や日差しも綺麗。湿度も低くエンジンにも優しい季節です。 今まさにバイクで走る季節としては年内最高の時期ではないでしょうか?

前置きはこの辺にしまして、今回 ご紹介したいのがタイトルにもあります “Ténéré700” でございます。
既に存じ上げている方も多いとは思いますが・・・このバイク・・・良いんですよ!


御覧の通り、アドベンチャーモデルです。
“アドベンチャー(冒険)”のカテゴリーの中でもメイン用途に応じて様々な仕様の違いがありますが、ヤマハとしてはストリートを主軸にしたモデルが “TRACER9GT” 、オフロードを主体としたモデルが こちらの“Ténéré700”となります。 共にストリートからオフロード走行までを視野に入れたストローク量を確保した前後サスペンションを備え、エンジン特性としても街乗りから高速走行まで、またオフロードで必要とされる低速トルクや俊敏な加速力、巡行時の安定性等を踏まえた設計になっていて、言うなれば “走破性の高い万能モデル” という表現が似合うかもしれません。


実際の走行性能面ですが、非常にコントロールしやすいというのがまさにウリです。
ツーリングをして、未舗装路であったりアスファルトが荒れた道があったとします。 またはクネクネとしたワインディングや急な勾配、遠方に行く場合は有料道路を使った走行もありますよね。 走りを楽しむために目指す目的地に対して、バリエーションのある道があったとしても、およそ乗り越えていけるというのがアドベンチャー共通の強み。それを安全だと感じるまで性能を引き上げているというのが“Ténéré700”の強みだと感じます。


走りの要となるのが270度クランクを採用した並列2気筒(CP2)エンジン。
一般的な2気筒と比較して爆発タイミングが違い、V型2気筒の様なトルク特性があります。
この特性によって低回転から高回転まで万遍なく力強い走りと優れたレスポンス特性を両立しています。
・・・とにかく“こう走りたい!”というイメージ通りに力が出てくれるので完成度が高いです。
標準装備でエンジンを保護するアンダーカバーも装着されているのも嬉しい仕様です。


43mm径、ストローク210mmのプリロードアジャスター付の倒立式フロントサスペンションやブレンボ社製2ポットキャリパーを装着。前文にもあげましたが様々な走りのステージで偏りなく性能を発揮します。 つまるところ、道がどうであれ乗り心地が素敵。
特に“Ténéré700”に関しては最適ディメンションのフレームやスポークのオフロードフルサイズホイールを採用していますので、悪路走破性は極めて高いです。 他ブランドでもスペックや電子制御等を謳っているモデルはありますが、特別な電子制御無く“素のまま”で高い性能を発揮する完成度(ハイエンドな自転車の考え方に近い)が魅力です。


シート高 は 875mm と数値的には決して低いわけではありませんが、シェイプされたシート形状と抜群の重量バランスで乗りやすい仕様になっています。この手の腰高なモデルはどうしてもネイキッドやクルーザーモデルと比較すると乗り降りの気軽さは劣りますが、方法に慣れてしまえばそこまでネガティブになる心配は無いかなと感じます。むしろ、それを超える楽しさがあるからこそ、モデルとしてラインナップされて皆さん楽しんで乗っておられます!

“バイク”という存在は誰かに強制されるものではありません。 特にこういった“愉しむ”ために生み出されたモデルは特にそうです。 普段体感できない愉しさを体感してもらうために生まれた“Ténéré700”。
初めて車高が高いモデルに乗られる方は、教習車や一般的なモデルとは違った走り方に慣れるまで少しだけ大変かもしれません。 ですが、慣れたその先には“Ténéré700”でしか走れない場所、そして愉しさが待ち構えています。 非日常を手に入れる為にぜひ、チャレンジしましょう!
現在、年内モデルの生産受付は終了し、写真の一番人気 “Ténéré700(ライトブルー)” は当店でもラスト1台です。
次年度、継続カラーとなるかは不明ですので、確実なタイミングでご検討頂くのも今がチャンスです!